ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


「なんか、俺助けに来たけど邪魔者って感じだな…あっち行ってる」


場が悪そうな顔して響くんはその場から少し離れていった。


「もういい、離れてよ。」


絵里の言葉に腕をおろした。


「亜実ってさ、本当にバカだよね。
今まで利用してたって言ってんのにハグしてきたりしてさ。」


さっきまで私の胸の中で泣いていたのにもう泣き止んでて、またさっきの上から目線な態度に戻った。


「えへへ、だって私バカだから利用されてるとかよくわかんないだよね。
でも本当に絵里と遊ぶの楽しかったから、これからも仲良くできたらなってゆうか、仲良くしたいの」


「何笑ってんのよ。気持ち悪い…」


呑気に笑ってみせる私に腕を組みながらぶっきらぼうに言い返してくる。


「うん、気持ち悪くたっていいよ。これからも仲良くしようよ。」


「ふん。まぁあんたの近くにいたら響くんとも話せるし仲良くしてあげないこともないよ。」


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