ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


「本当!?ありがと〜改めてよろしく!」


「あーもうだからくっつかないでって」


嬉しさのあまりまた抱きついてしまった私を避けるように絵里は手で押し返す。


「なんか、あんた懲らしめてやろうって思ったのに散々だよほんと。
とりあえず私帰る。」


「ごめんね〜。そっか、また明日ね!」


カバンを持って私に背を向けた絵里に声をかけると
返事はなかったけど振り向かずに右手だけ上げて手を振ってくれた。


ツンデレちゃん…
前はもう可愛いの塊だったけど、今はツンデレでギャップが凄い。

そこもまた可愛いな〜本当


「きも……なにニヤニヤしてんだよ。」


「な!?急に後ろに立たないでよねビックリするじゃん」


「終わったかなと思って来ただけ。
亜実よくあんな奴許せるよな」


響くんは絵里が歩いてった方を見ながらそんなことを言う。


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