ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
不安
「はぁ!?今すぐ私がボッコボコにしてやろうか?」
「私的にはその状況ラッキーって感じ」
絵里にメイクしてもらった次の日突然『明日から一緒に登下校すんのやめよ。』って告げられ。
はや1ヶ月。
その日を境に響くんとの会話はほとんどなくなってあるとしてもほんの一瞬。
悲しくて抱え込んでいたけど1ヶ月も経った今日の昼休み屋上にて、果歩ちゃんと絵里にその事を打ち明けた。
あ、この2人1ヶ月の間に合わせてみたら案外仲良くなるのはやくてここ最近は3人でいることが多い。
「果歩ちゃんいいって、大丈夫だから〜」
急に立ち上がって教室に向かおうとする果歩ちゃんを必死で食い止めた。
「大丈夫って顔じゃないけどね。なんかうざいから認めたくないけど亜実も響くん好きなんでしょ?」
「そうだよ最近亜実落ち込んでるし!」
「え、何みんなして急に」
「いや、私が響くん好きだって言った時あんたひっどい顔してたし、今にも泣きそうな顔されたら流石に気づくでしょ。」
私必死で隠してるつもりだったのにー。
突然の絵里からのカミングアウトに驚いて。
自分の迂闊さを心底恨んだ。