ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


体育館の周りには響くんが出ることを聞きつけてやってきた女子がいっぱいいて。

私はその後から背伸びをするように必死に見た。

視線の先にはストレッチする岡野くんとその横に響くん。

バスケのユニフォームがとても似合ってる。

でも、バスケなんてできるのかな、昔は何しても運動面は私の方が上だったけど。


そんな事かんがえてると試合開始のホイッスルが鳴る。

それと同時にかけ声がどっと湧いて走り出す両チーム。

岡野くんがポイントを決めると響くんとハイタッチを決める。


2人とも真剣な面持ちで普段見る顔と全く違っていてバスケなんてルールもほんとんど知らないけど見入ってしまう。


終盤62-64で相手チームが優勢。
残り時間も1分きりそう。


どうしよう負けちゃう。


その時岡野くんから響くんへとパスが渡った。


「響くん!!」


私は女子の間をすり抜けて1番前に出ると周りの目とか恥ずかしさなんて何も考えずに叫んでた。


その瞬間跳んだ響くんの手を離れたボールはホイッスルと同時にリングへと吸い込まれていった。


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