ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


「亜実〜〜!久しぶり〜〜」


ご飯を食べ終わってゆっくりしていた私に急に女の子が抱きついてくる。


「っ!?だ、だれ?」


急な事にビックリして思わずキョトンとした顔でその子を見つめてしまった。


濃いめなメイク。栗色の髪。短く折られたスカートからのぞくスタイル抜群な足。


だ、だれよ。考えてもわかんないよ。


こんな知り合い到底おもいつかない。


「え!ひっどい。果歩だよ果歩!わかった?」


「………あ!果歩ってあの果歩ちゃん!?」


「あのってどのって感じだけど…まぁその果歩ちゃんだよ!」


私の記憶にある果歩ちゃんは明るい元気な子で、あ、でもよく見たら化粧は濃いめだけど少し面影はあるのかな?


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