わたあめ色の恋
そこには昨日会った、奏ちゃんの弟2人がいた。

「未来お兄ちゃんだー!」

弟くん達は俺に抱きついてきた。

「ごめんね、未来くん」
「いや、大丈夫だよ!俺子供好きだし!」
少し奏ちゃんがほっとした顔を見せた。

「奏ちゃんって優しいんだね」

無意識にこんな言葉が出ていた。

「フフッ、ありがとう」

奏ちゃんが初めて俺の前で笑った。
なんか、体が熱くなっていく。

「じゃあここ家だから!」

「うん!また明日ね!」

そういって奏ちゃんと別れた。
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