わたあめ色の恋

「わっ!」

背の高い男の子がぶつかってきた、
私、衝突で尻餅ついちゃった。恥ずかしい…

「ごめんなさい!」
「大丈夫です…え…?」
嘘。男の子は私の前に手を出してくれてる。

「いいよ、掴んで」
「…ありがとうございます。」

掴んだ瞬間、男の子は私を起こしてくれた。
こんなにフレンドリーな人初めてみた。

「あれ?もしかして1組?」
「…そうです」
「そうなんだ!俺も1組!山田未来(ヤマダミライ)って言うんだ!そっちは?」
え、嘘名前聞かれる系?
「あ、えっと…歌原奏っていいます。」
「歌原さん!よろしくね!」
「え、あ、はい…」

山田くんか。すごいモテそう。
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