【完】強引御曹司に気に入られた件
そして、涼介さんはなにかを決意したように、ソファに座っている私の斜め横にひざまずいた。
そして、はっきりとこういった。
「俺は、結菜しか考えられない。
だから、弟の悠介がいる関西支社に代わりに行くことで、社長は許してくれた。
1ヶ月だけ代理として支社長として悠介の代わりに支社長になれる人材を見つけに行ってくるから、それまで待ってて欲しい。」
涼介の表情、目を見ると私のことを真剣に考えてくれてるんだってわかる。
だから、私も真剣に答えるんだ。
「涼介さんを信じて待ってます。
頑張ってください。」
といって彼の手を握った。