【完】強引御曹司に気に入られた件
「なに?
キスするの初めてじゃないじゃん」
ともう一度キスを迫ってくる涼介さんに私は聞き返す。
「えっと、涼介さんとキスするのは初めてのような気がするのですが…?」
「あ、そうそう、俺結菜が寝てる好きに1回したから。」
とさらっと答える涼介さん。
ええええー
もしかしてあの時…
やけにリアルな夢だと思った…
その時本当にされたんだぁ。
そう思うと顔面がすごく熱くなっていく。
「この辺にしとかないと結菜がもちそうにないからこの後は家に帰ってからね。」
と言って私の頬にチュっとして車のエンジンをかけた。
涼介さんが関西の支社に行くまで一緒にいれる時間を大切にしようと私は思った。