【完】強引御曹司に気に入られた件
「それじゃ、各々仕事を始めるように
西野の指導係は一ノ瀬よろしく」
と一ノ瀬君に目配せをして成瀬部長は会議室を後にした。
杉原さんと結城さんも。
「一緒にがんばろうね」
と優しく声をかけて出ていった。
「西野さん、俺から簡単に紹介するね。
成瀬部長以外の俺たち三人は、会社のウェブサイト上で特別な結婚式を挙げたいと思っているお客様に結婚式のプランを提案する仕事をおこなっていて
西野さんはまだ慣れてないから
俺たちのアシスタントとして1週間仕事ぶりを見てほしいんだ。」
「わかりました。」
「同い年なんだから敬語はやめてよ。」
つい、癖が…
「すいませ、じゃなくてごめん」
と敬語で言いかけると一ノ瀬君は笑っていた。