【完】強引御曹司に気に入られた件
私が片付けを終えて、リビングへ行くと、涼介さんは、ソファに座って寝ていた。
綺麗な顔だなぁ…。
髪の毛も柔らかそうだし、触れたい。
でも、起きたらどうしよう。
私は、葛藤を繰り返したが、我慢出来ず、彼の横に座って髪を触り始める。
本当に柔らかくて、気持ちいい。
明後日には、涼介さんは関西に行ってしまうから、この寝顔残しとこう。
と私が思ったのは、スマホのカメラで寝顔を撮ること。
カシャ
「結菜、なにしてるんの?」
「えっと、あの、涼介さんの髪をさわらせてもらって、写真を撮りました。」
後々なに言われるかわからないので素直に伝えると
「ふーん。
盗撮した子にはお仕置きが必要ですね」
ニヤリ。
この顔を見せると涼介さんのドSが炸裂する。