【完】強引御曹司に気に入られた件
「まあまあ、そんな堅苦しく言わなくて大丈夫だよ。
俺と、涼介の兄貴が友人でね、涼介ともよく遊んだんだ。
だから、あいつの頼みだから聞いてあげたいなって。
それに、あいつ心配症だから結菜ちゃんも気をつけな。」
ふふふっと笑うのでつられて私も笑った。
「そうなんですか。
だから、以前来た時スタッフのみなさん涼介さんのこと知ってたんですね。」
私はなぜか林オーナーに親近感がわき、これからうまくやって行けそうな気持ちになれた。
「俺のこと、プライベートでは、航平さんって呼んでくれていいから。
とりあえず企画内容わかったから、今度までにデザインとモデル決めておくから。
結菜ちゃんこれからまだ仕事あるんでしょ?
コーヒー最後まで飲んでがんばって」
といって励ましてくれる航平さんに、お礼をいってその場を後にした。