【完】強引御曹司に気に入られた件
「航平くんが、言うように、結菜ちゃんなら清楚系バッチリだよ。
ね、モデルを雇うだけでもお金かかるでしょう。
変な話、お金浮かすとおもってさ、会社のためになるよ?」
会社のためイコール涼介さんのためになる…
そうおもった私は「わかりました」
と返事をしてしまっていた。
モデルの話も終えて、デザインの話や、お店との連携の話を終え、少しコーヒーブレイクをしていると
「ねえ、結菜ちゃん、なんかあった?
涼介と」
とかっこよく足を組んでコーヒーを飲む姿も様になっている彩音さんがおもむろにきいてきたので
ぎくっとしたが平然を装って
「なにもないですよ〜」
とこたえる私を不思議そうに見ている目がもう一つ。