【完】強引御曹司に気に入られた件
「結菜ちゃん、泣いたでしょ。
だいぶ隠してあるけど俺たちにはわかるよ。
涼介となんかあったんでしょ?」
と航平さんも疑って来た。
私は二人には嘘がつけないと思ったので正直に話始めることにする。
昨日関西にいって、涼介さんがとまっているホテルにいくと女の人と上半身裸の涼介さんがいたと言う話。
彩音さんは話している途中泣きそうになる私の背中をずっとさすってくれていた。
「涼介のやつ、なにしてるんだよ。
連絡もせず女連れ込んでさ
結菜ちゃんのことなんやと思ってるんだ」
「航平くんも、怒るのわかるけどさ
ちょっと落ち着きなよ。
結菜ちゃん、涼介ときちんと話した方がいいと思う。
私が見る限りあいつは本当に、結菜ちゃんのこと溺愛してる。
だからね、本当のことをしるべきじゃないかな。」
と落ち着いた大人の意見を述べる彩音さんと親身になって怒ってくれる航平さん。
そんな二人のおかげで少し前を向くことができた。
そして、打ち合わせは終わり、次はサイトに載せる撮影の日取りをきめてお開きになった。