【完】強引御曹司に気に入られた件
私は、会議室の片づけをして、退社することにする。
今日の晩御飯軽く食べて、湯船につかってゆっくり休もうかな…
でないと、涼介さんのことを考えてしまうから。
そう考えながら、ロックを解除すると見覚えのある靴が置かれてある。
え、、もしかして…
そう思い急いでリビングに向かうと
スーツ姿の涼介さんがソファーに横になっていた。
「涼介さん、どうして…」
「俺、結菜に謝ろうと思って。
電話しても出てくれないし、チャットも既読にならない。
直接話すしかないと思って、急遽チケットをとって戻ってきたんだ。」
俺の話を聞いてくれるか?
といつものあの強引さは全くなく、私の返事を窺うような表情で落ち着きがない。