【完】強引御曹司に気に入られた件


「いいんじゃないの?」

とカメラマンさんに私は褒めてもらった。

私が知らず知らずのうちに写真撮影が終わって、パソコンに映し出された写真を見ると、さっきまでの固い表情ではなく、柔らかい表情だった。

「結菜ちゃん、いい表情してるね。

やっぱり、恋することはいいことだね〜」

といっしょに写真を見ている彩音さんがそう呟いている。

「あ、ありがとうございます。

彩音さんのおかげです。

せっかくのドレスと髪型を台無しにするところでした。」

「そんな〜大げさな。

まあ、いい写真撮れて良かった。」

彩音さんはホッと一息ついていた。

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