【完】強引御曹司に気に入られた件

向こうでの仕事 side涼介



俺が関西の支社につくと、見覚えのある奴が俺の前に現れた。

「涼にいー。
久しぶり!俺のこと覚えてる?」

とまるで飼い主に懐いている犬みたいに俺の周りをチョロチョロする彼は西谷詩音(Nishitani shion)。

本当に犬みたいに可愛い奴で、悠介と同じように俺の弟みたいな存在。

「お前、頑張ってるみたいだな?」

といって、俺は詩音の頭をガシガシと撫で回すと彼は嬉しそうに

「ちょっとやめてよ、涼にい。

涼にいがくるって悠介から聞いてたのしみにしてたんだ。

悠介の代理だって?」

「まあな、まあ、新しい支社長が見つかったら俺はお役御免だけどな。」

はははと詩音の顔を見て軽く笑った。



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