【完】強引御曹司に気に入られた件
「も、もしかして俺にその役目をされるつもりなんですかね…涼介兄さん。」
と恐る恐る聞いてきた詩音に
俺は当たり前だろと言わんばかりに
「さすが、支社長補佐をしていただけあるな。
詩音は昔から、考えて行動しない悠介とは真逆だったからな。
俺も早く帰りたいから、お前のこと上に認めさせるぞ。」
とはっきり言い放つ。
詩音は、まじかよ…と少し不安な顔を見せたので
「詩音なら大丈夫だって、俺もサポートするし」
と伝えると、少し頬が緩み、彼の口からはいと返事が聞こえた。