【完】強引御曹司に気に入られた件
そんな時
航にいから連絡が来た。
「今日さっきまで打合せで結菜ちゃんと居たんだけど、お前何したんだよ。」
かなりキレ気味な航平の兄さん。
「結菜、どんな感じだったんですか?」
切羽詰まった俺なんて俺らしくない…
結菜のことになると余裕なんてない。
「そんなの、俺が言わなくてもわかってんじゃない?
早く誤解といてあげないと結菜ちゃん可哀想だからな。」
と言って航にいは電話を切った。
俺はそのあと、接待の約束があったが、詩音に任せて結菜のもとに走る。
早く彼女に触れたい。
泣いてないかな…いや泣いてるだろうな。
早く、早く…