【完】強引御曹司に気に入られた件


その日からは、女がいる場の飲み会や接待をすべて詩音に任せることにする。

だって、愛する結菜に避けられるなんて絶対に無理だ…

だから仕事を急ピッチで終わらせることにした。


そして、俺がもどる1か月の日がやってきた。


そう、運命の日。


成瀬ホールディングスの社長に詩音が関西支社長でいいかの判断をもらう日が…。



コンコンコン。

「失礼します。」

と言って本社にある社長室に俺と詩音でやってきた。


「おお、涼介に詩音か。

よく来たな。」


と少し嬉しそうに手招きした社長。

俺からすると父親、詩音からすると小さい時から可愛がってもらった友達のおじさんって感じ。


「詩音を関西支社長に押します。

認めてくれますか?」

と俺が社長に向かって頭を下げると

「よろしくお願いします!!」

と同じように頭を下げた詩音。


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