【完】強引御曹司に気に入られた件

そんな俺たちの様子を見ながら、社長は少しかんがえて何かを納得した様子を見せて


「詩音、君の頑張りは知っているよ。

関西でのあのファッションショーのイベント大成功だったみたいじゃないか。」

このイベントは詩音が主体になって関西支社が経営するファッションモールのイベントを企画したもの。

その時の売上が非常に良かったらしい。

「あ、ありがとうございます。」

詩音は社長に褒められて語尾になるにつれて声が上がっていた。


「それじゃあ、詩音を支社長に、俺は戻れるのですか?」


と俺が聞くと社長は立ち上がって俺たちの肩をつかんで

「ああ、よく頑張ったな、涼介。

詩音はこれから悠介のいない関西を支えてくれ。」

と言ってきた。




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