【完】強引御曹司に気に入られた件
「それはそうと涼にい!!
俺を駒に使うなんてひどいぞ。」
悠介は、言葉では怒っているけどあんまり怖くない…
「悪いって、でも、お前前から姫花のこと好きだっただろ?」
ギクっとわかりやすく動揺する悠介。
「な、なにいってんだよ、涼介兄さん。
姫花のことなんて…」
と悠介はわかりやすく口ごもっている。
「まあ、ありがとうな。
お前のお陰で結菜と結婚できるんだから。」
俺は弟に感謝の言葉をつたえる。
普段あまり言ったことないのでなんだか心がむず痒い。
でも、悠介は嬉しそうに
「涼兄に認めてもらったみたいで俺たちは嬉しいよ、なあ詩音。
ありがとう。」
と隣にいた詩音も嬉しそうにしている。