【完】強引御曹司に気に入られた件
「そっかあ、できたかあ。
結菜ありがとう。」
といって、涼介さんは私に抱きついてきた。
「産んでいいの?」
「むしろ逆に産んでくれないの?」
と嬉しそうな表情から一転不安そうに聞く。
「そうじゃないです。
私が不安というか、仕事も中途半端だし、その上子育てなんかできるのかなって不安で…」
「仕事のことは俺がなんとかするからきにするな。
あと、誰でも子育ては初めてだよ?
二人で支え合って頑張ろう。」
涼介さんの言葉が、私の不安な気持ちを溶かしていく。