【完】強引御曹司に気に入られた件
といって、私に愛梨さんは頭を下げて謝った。
「謝って済む問題じゃないんだよ。」
といって、私の元に歩み寄って来たのは
「りょ、涼介さん、ど、どうして?」
驚きを隠せない私はその場に座りながらきく。
「結菜が心配だったから。
それと、嫌な予感かな?」
といって、問題の二人を見て続けて言い始めた。
「白川さん、ご無沙汰しております。
以前はお世話になりました。
まさか、結菜の元カレさんで、今も未練がましく想ってるとは思いませんでしたよ。
愛梨さんでしたっけ?
私の愛する妻と子供を傷つけるな。
私は、あなた方を絶対に許さない。」
はじめはクライアントだったということもあり低姿勢で話し始めた涼介さんだが、最後の方は怒りをあらわにしていた。