【完】強引御曹司に気に入られた件
涼介さんは、少しホッとした表情を見せて
「そうか、明日の検診俺もついていくから。」
と答え、私の頭をポンポンと撫でてくれた。
「あ、あの。
涼介さん、心配かけてごめんなさい。」
「そうだな、結菜には心配かけられてばかりだな。」
といって、思い出したかのようにふふっと笑う涼介さんは、こう続けた。
「でも、結菜の心配は好きだからきになるし、ましてや妊娠中だし、何かあってからじゃ遅いからね」
「ご、ごめんなさい。
これからは、心配かけないように気をつけます。
私一人の体じゃないから…」
といって私は自分の少し膨らんだお腹を撫でた。