【完】強引御曹司に気に入られた件
最終章
サプライズ
次の日昼前、検診にいって先生に診てもらうと特に異常もなく双子の赤ちゃんも元気に育っているということがわかって、私はほっと心を撫でおろした。
私たちは、そのあとデートをすることにする。
涼介さんに連れられたのは、私が以前クライアントの方が上げた結婚式に同行した時に「こんな結婚式いいですね」と軽く涼介さんに言った海の見える教会だった。
「ここって…?」
と私が驚きで言葉に詰まると涼介さんはにこっと笑い
「二人だけどドレス着て写真とろっか?」
「涼介さんはどれだけ私を喜ばすのですかぁ」
私は心の奥底から嬉しさがこみあげてきた。
「ほら、結菜はドレス着るんだから早く着替えて」
といって涼介さんは私の背中をポンとおす。