【完】強引御曹司に気に入られた件


次の日、新社会人になったころを思い出しながら

ナチュラルに化粧をし、スーツを着て約束の時間の10分前に会社前に到着した。

ちょうど出勤ラッシュなのか、同じビルに入って行く人がたくさん

これみんな『ブルー・スター』で働いている人たちなんだぁ

と眺めていると


「待たせたか?」

と時間ぴったりに私の前に現れた成瀬部長

「いえ、私が早く来ただけです」

「それならいい

さあ、いくぞ」


私は歩き始めた成瀬部長の後を早足で追いかけビルの中に入ると

なぜか至る処から視線を感じる。



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