◆中学生物語◆
「…ホントごめんな…。…今度からはそういうこと気をつけるからさッ」
落ち込むあたしに、謝りながら宥める翔太。
…顔はそう言ってないように見えるのは気のせいか。
すると途端に、まだ残っていた桃子が2組に来た。
「…あれ~?彼氏一緒に帰れなくなったの??…じゃあ、久しぶりにウチと帰る?」
「あ、うんッ」
「おッ、桃子ちょうどよかった!!みずきと帰ってくれんの??よろしくな」
「任せてよ~!!…なーんちって♪」
…あたしと翔太は付き合い始めてからずっと一緒に登下校してるため、ここのところ1年近くは桃子と登校したり帰ったりすることがなかった。
…桃子は帰り際、どこか嬉しげな表情をしていた。
まだオレンジ色を帯びている空も、もう夕日が別れを告げている。
あたしたちは、そんな夕日を背に、歩き出していった。
落ち込むあたしに、謝りながら宥める翔太。
…顔はそう言ってないように見えるのは気のせいか。
すると途端に、まだ残っていた桃子が2組に来た。
「…あれ~?彼氏一緒に帰れなくなったの??…じゃあ、久しぶりにウチと帰る?」
「あ、うんッ」
「おッ、桃子ちょうどよかった!!みずきと帰ってくれんの??よろしくな」
「任せてよ~!!…なーんちって♪」
…あたしと翔太は付き合い始めてからずっと一緒に登下校してるため、ここのところ1年近くは桃子と登校したり帰ったりすることがなかった。
…桃子は帰り際、どこか嬉しげな表情をしていた。
まだオレンジ色を帯びている空も、もう夕日が別れを告げている。
あたしたちは、そんな夕日を背に、歩き出していった。