◆中学生物語◆
…部活が終わった後、あたしはすぐに桃子のところへ駆け寄った。
「…桃子ォ~!!」
「…みずき」
すると、桃子はまだ昼休みのときのテンションのままだった。
いつも姿勢のいいはずの凛々しい背中が、今は丸くどんよりとしている。
「桃子…ホントどうしたの?」
「…え?何が?」
「何がって…さっきからずっとその低いテンションのままじゃん」
あたしは、桃子に何でそんななのか、聞くことにした。
「あ~…うん…。そんな大したことじゃないから」
そう言って桃子は、そそくさと今日結局使わなかった傘を手に取って玄関を抜けた。
「…桃子ォ~!!」
「…みずき」
すると、桃子はまだ昼休みのときのテンションのままだった。
いつも姿勢のいいはずの凛々しい背中が、今は丸くどんよりとしている。
「桃子…ホントどうしたの?」
「…え?何が?」
「何がって…さっきからずっとその低いテンションのままじゃん」
あたしは、桃子に何でそんななのか、聞くことにした。
「あ~…うん…。そんな大したことじゃないから」
そう言って桃子は、そそくさと今日結局使わなかった傘を手に取って玄関を抜けた。