◆中学生物語◆
―何も無い、暗闇の中で、ただただ浮かんでくるのは翔太の無邪気なあの笑顔だった。
…今、お父さんが亡くなったことで、その笑顔を失ってしまってはいないか、もうあの笑顔を見れないんじゃないかって、不安でたまらない。
翔太が自分のものにならないってわかってても、やっぱり嫌なんだ。
好きな人の笑顔を失うのは。
あたしが優歩なら……
“…ウチ…翔太と別れようかなぁ”
“親が死んじゃった男と付き合うとか…ちょっと荷が重くない??”
…絶対、そんな無責任なこと…言わない。
『ゆーほアイシテル』
せっかく両思いなのに…もったいないよ。愛されてんのに、もったいないよ。
ホント…もったいない。
…今、お父さんが亡くなったことで、その笑顔を失ってしまってはいないか、もうあの笑顔を見れないんじゃないかって、不安でたまらない。
翔太が自分のものにならないってわかってても、やっぱり嫌なんだ。
好きな人の笑顔を失うのは。
あたしが優歩なら……
“…ウチ…翔太と別れようかなぁ”
“親が死んじゃった男と付き合うとか…ちょっと荷が重くない??”
…絶対、そんな無責任なこと…言わない。
『ゆーほアイシテル』
せっかく両思いなのに…もったいないよ。愛されてんのに、もったいないよ。
ホント…もったいない。