◆中学生物語◆
俺も他の奴らと遊びてぇし、優歩も他の女子たちと一緒にいればいいのに、なかなか俺のそばを離れない。



…そんなあるとき、俺は優歩に普段書いている机の落書きを見られた。



「あ、翔太ダメじゃん!!机に落書きとか」



…といいながらも優歩は、勝手に人の机に落書きを始めた。



(人のこと言えねぇじゃん…)



と、心の中で思いつつ、俺はじっとその様子を見つめた。



「…ねぇ、翔太」



「…何?」



すると優歩は、嫌~なリクエストをしてきた。



「あのさ、ここに…『優歩愛してる』って書いて!!」

< 92 / 138 >

この作品をシェア

pagetop