トライアングル・キャスティング 嘘つきは溺愛の始まり
静寂に満ちた部屋の空気を重く感じながら、天井を見上る。
私、のぼせ上がってた。キスしている間は、気持ちが通じたかのように勘違いしまった。
そう思わずにはいられないほど、熱くて強引なキスだった。
でも、本当は私が我儘を言ってしてもらっただけ。
「すき……」
兄の余韻を忘れないように、目を閉じて呟いた。
私、のぼせ上がってた。キスしている間は、気持ちが通じたかのように勘違いしまった。
そう思わずにはいられないほど、熱くて強引なキスだった。
でも、本当は私が我儘を言ってしてもらっただけ。
「すき……」
兄の余韻を忘れないように、目を閉じて呟いた。