絶対、好きになれない。
初めてのバイク。
後部座席に乗って、
先輩の腰に手を回さないといけないことに気づく。
うわ、密着かあ。
ドキン
「しっかり掴まっててね。」
するっと自然に回された手は
震えることも、拒絶することもなく、
きゅっと彼のお腹で繋がれた。
いや、じゃない。
このひとの優しさが
わたしの壁を溶かしてくれてるのかな。
なんか、麻痺しちゃってる、気がする。
ディレクションを教えると
友達のおうちのちかくだそうで、
彼はバイクを走らせてくれた。
夜道はほんのり涼しくて
気持ちいい風が通り抜けて行った。
あっという間に自宅前に到着する。
『ありがとうございました!』
後部座席に乗って、
先輩の腰に手を回さないといけないことに気づく。
うわ、密着かあ。
ドキン
「しっかり掴まっててね。」
するっと自然に回された手は
震えることも、拒絶することもなく、
きゅっと彼のお腹で繋がれた。
いや、じゃない。
このひとの優しさが
わたしの壁を溶かしてくれてるのかな。
なんか、麻痺しちゃってる、気がする。
ディレクションを教えると
友達のおうちのちかくだそうで、
彼はバイクを走らせてくれた。
夜道はほんのり涼しくて
気持ちいい風が通り抜けて行った。
あっという間に自宅前に到着する。
『ありがとうございました!』