絶対、好きになれない。
クラスのみんなが解散して
カップルが残ったり、
仲良しできてる子達は違う場所に移ったり、
わたしと愛花ちゃんは
東雲先輩たちの輪の中に入れてもらう。
高校入学のころから考えたら
ありえない光景だなと自分で思う。
「うー!!いつ、いつしたらいいかな。ね、百合。どうしよう。心臓のばくばくが止まんなくて窒息しそうだよ!」
『あ、えと、獅童先輩!』
顔を真っ赤にしてパニクってる愛花ちゃん。
わたしは立ち上がって獅童先輩を呼ぶ。
「ん?」
相変わらず仏頂面で物静かなクールタイプ。
『えと、愛花ちゃんの、買い物ちょっと付き合ってあげてもらいませんか?愛花ちゃん、ナンパ、されると困るんでっ!』
精一杯のお願いに、
スクッと立ち上がるといいよ、と歩き出す。
「わわ、わわわ。ありがとぉ、百合。」
そのあとを必死に追いかけていく愛花ちゃん。
こっちがドキドキしちゃうよ。
「百合ちゃんも、ああいうの、好き?」
『え?』
「ドキドキするの、好き?」
少女漫画とかではいつもワクワクしながら
見てたりはしたけど、
周りの恋愛って間近にみれることなかったし
確かに、なんか興奮してるかも。
羨ましい、とおもう。
カップルが残ったり、
仲良しできてる子達は違う場所に移ったり、
わたしと愛花ちゃんは
東雲先輩たちの輪の中に入れてもらう。
高校入学のころから考えたら
ありえない光景だなと自分で思う。
「うー!!いつ、いつしたらいいかな。ね、百合。どうしよう。心臓のばくばくが止まんなくて窒息しそうだよ!」
『あ、えと、獅童先輩!』
顔を真っ赤にしてパニクってる愛花ちゃん。
わたしは立ち上がって獅童先輩を呼ぶ。
「ん?」
相変わらず仏頂面で物静かなクールタイプ。
『えと、愛花ちゃんの、買い物ちょっと付き合ってあげてもらいませんか?愛花ちゃん、ナンパ、されると困るんでっ!』
精一杯のお願いに、
スクッと立ち上がるといいよ、と歩き出す。
「わわ、わわわ。ありがとぉ、百合。」
そのあとを必死に追いかけていく愛花ちゃん。
こっちがドキドキしちゃうよ。
「百合ちゃんも、ああいうの、好き?」
『え?』
「ドキドキするの、好き?」
少女漫画とかではいつもワクワクしながら
見てたりはしたけど、
周りの恋愛って間近にみれることなかったし
確かに、なんか興奮してるかも。
羨ましい、とおもう。