赤い刻印 - Secret Love -【続編】
どんな返事が返ってくるのか怖くなって俯く。
少しでも後悔していたらどうしよう?

「先生はたくさんのものを持っていたのに、私のせいで…」

そう言いかけた瞬間、先生に体を引き寄せられた。

「してない。その代わりに大事なもの手に入れたから」
「先生…」
「もう2度と自分のせいだなんて言うなよ」
「…ん」

大好きな先生の腕に包まれると、不安なんて全部吹き飛んでしまうから不思議だ。

「ていうかスカート短い。校則違反だな」
「ひゃっ」

いきなりスカートの中に手が入ってきて、思わず変な声を出してしまった。

「いきなり何っ」
「一沙って大胆に誘うくせに、いざとなると恥ずかしがるよな」
「~~っ」
「そういうところ、たまんねーわ…」
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