赤い刻印 - Secret Love -【続編】
ちなみに今日の下着もゆかり選んでくれたもの。
ふと冷静になってみると、1人で勝手に盛り上がって勝負下着までつけてきたなんて恥ずかしすぎる!


「…一沙?」

後ろから名前を呼ばれて振り返ると、先生が不思議そうな顔で私を見ていた。

「顔赤いぞ。熱でもあるのか?」
「な、何でもない」
「じゃあ行くか」
「うん!」

今日は先生が住んでいる社宅でお家デート。
社宅といっても普通のアパートを会社が借り上げているだけだから、友達や恋人が泊まるのは問題ないらしい。
それでも周りは会社の人ばかりだから少し気が引ける。


「…さ?一沙」
「え?あ、何っ?」

ボーッとしていたら突然先生の顔がアップになった。
< 11 / 164 >

この作品をシェア

pagetop