赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「ううん。肺炎はもう大丈夫みたいだけど少しだけ痩せてた」
「そうか」
「春まで、もたないかもしれないって」
「ああ…。聞いてる」
先生の声が少しだけ震えてる。
私はその手をぎゅっと包み込んだ。
「ねぇ、先生。結婚しようって言ったらどうする?」
先生は驚いたような表情で私のほうを見た。
「な、何言って…」
「だから!私が結婚申し込んだら、先生はOKしてくれる?」
「何を言い出すかと思えば…」
冗談だと思っているのか、先生は笑いながらテレビのリモコンを手に取った。
「お前まだ19だろ。学生だし結婚なんて早いよ」
「…」
先生まで母親と同じことを言うんだ…。
「そうか」
「春まで、もたないかもしれないって」
「ああ…。聞いてる」
先生の声が少しだけ震えてる。
私はその手をぎゅっと包み込んだ。
「ねぇ、先生。結婚しようって言ったらどうする?」
先生は驚いたような表情で私のほうを見た。
「な、何言って…」
「だから!私が結婚申し込んだら、先生はOKしてくれる?」
「何を言い出すかと思えば…」
冗談だと思っているのか、先生は笑いながらテレビのリモコンを手に取った。
「お前まだ19だろ。学生だし結婚なんて早いよ」
「…」
先生まで母親と同じことを言うんだ…。