赤い刻印 - Secret Love -【続編】
まだどこかで子ども扱いされていることが悔しくて、私は思わず先生のセーターを引っぱった。
「私、本気なんだけど?」
テレビを観ていた先生が私のほうを振り返る。
とりあえず冗談ではないことは伝わったらしい。
「ばあちゃんが言ったこと気にしてるのか?」
「それもあるけど…」
「学校は?お前、資格取って卒業後は飲食関係の仕事したいって言ってただろ。いつかは自分の店を持つのが夢だって」
「結婚してても卒業や就職はできるもん」
そう言うと先生は困ったような表情を浮かべた。
無理もない。
いきなり結婚だなんて言われても困るに決まってる。
「結婚は焦ってするものじゃないだろ」
「私、本気なんだけど?」
テレビを観ていた先生が私のほうを振り返る。
とりあえず冗談ではないことは伝わったらしい。
「ばあちゃんが言ったこと気にしてるのか?」
「それもあるけど…」
「学校は?お前、資格取って卒業後は飲食関係の仕事したいって言ってただろ。いつかは自分の店を持つのが夢だって」
「結婚してても卒業や就職はできるもん」
そう言うと先生は困ったような表情を浮かべた。
無理もない。
いきなり結婚だなんて言われても困るに決まってる。
「結婚は焦ってするものじゃないだろ」