赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「私のほうこそ…」
「指輪のこと親父に電話で聞いたよ。そりゃあ、こんなのもらったら重すぎて悩むよな」
先生はそう言ってポケットからジュエリーケースを取り出した。
「事情は分かった。でも、震えながら結婚しようとか子ども作ろうって言われてもなー」
「は!?震えてないもん」
「はは、無理するな」
子どもをあやすように頭をポンポンと撫でられて、私はプゥッと口を膨らませた。
いつまでも子ども使い、生徒扱いなんだから…。
「一沙。俺の気持ち聞いてくれる?」
「何?」
「俺を選んだことで、お前の将来や家族との関係が犠牲になるのだけは避けたいんだ」
…知ってるよ。
「指輪のこと親父に電話で聞いたよ。そりゃあ、こんなのもらったら重すぎて悩むよな」
先生はそう言ってポケットからジュエリーケースを取り出した。
「事情は分かった。でも、震えながら結婚しようとか子ども作ろうって言われてもなー」
「は!?震えてないもん」
「はは、無理するな」
子どもをあやすように頭をポンポンと撫でられて、私はプゥッと口を膨らませた。
いつまでも子ども使い、生徒扱いなんだから…。
「一沙。俺の気持ち聞いてくれる?」
「何?」
「俺を選んだことで、お前の将来や家族との関係が犠牲になるのだけは避けたいんだ」
…知ってるよ。