赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「また入り直せばいいよ。何なら一緒に入るか?」
「いい…。変態」

イルミネーションの下、街行く恋人たちに紛れて手を繋いで歩く。
教師と生徒だった頃は絶対に許されなかったこと。
だから、こういう何気ないことにも幸せを感じてしまう。

「正月休みは2人で地元に帰ろうか。ばあちゃんのお見舞い行こう」
「うん!」
「ばあちゃんを安心させられるように色々と話してみるわ」
「…ん」

おばあちゃんは私にとっても大事なヒトだから。
おばあちゃんのために今、私ができることって何なんだろうー?

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