赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「でも籍はもう少し先にしようと思うんです。一沙の気持ち、お母さんに伝えたら?」
「うん…」
私は母親のほうをまっすぐ見つめた。
「私、専門学校はきちんと出たい。その先のことはまだ分からないけど夢もある。だから入籍するのは専門学校を卒業してからにしようと思うんだ」
「…そう。本当に大人になったわね」
「え?」
「前のあなたなら突っ走りそうなのに」
「もう子どもじゃないから!」
「ふふ、そうね。ごめんなさい」
少し前ならこんな光景は想像できなかった。
スタートは教師と生徒。
全ての人に祝福してもらうのは難しいと思う。
でも、大事な人たちにこんな風にお祝いしてもらえるなんてー
私と先生は世界で一番の幸せ者だね!
「うん…」
私は母親のほうをまっすぐ見つめた。
「私、専門学校はきちんと出たい。その先のことはまだ分からないけど夢もある。だから入籍するのは専門学校を卒業してからにしようと思うんだ」
「…そう。本当に大人になったわね」
「え?」
「前のあなたなら突っ走りそうなのに」
「もう子どもじゃないから!」
「ふふ、そうね。ごめんなさい」
少し前ならこんな光景は想像できなかった。
スタートは教師と生徒。
全ての人に祝福してもらうのは難しいと思う。
でも、大事な人たちにこんな風にお祝いしてもらえるなんてー
私と先生は世界で一番の幸せ者だね!