赤い刻印 - Secret Love -【続編】
息ができないくらい長くて濃厚なキス。
脳に酸素が回らなくて何も考えられなくなる。
「先生…」
先生の指が私の唇からこぼれ落ちた雫を拭う。
「何て顔してんだよ。煽るなって言ってるのに」
「どんな顔してるかなんて自分じゃ分かんない」
「自覚なしか。恐ろしいな」
「何それー」
口を尖らせていると、突然先生が私の体を持ち上げた。
一気に視界が高くなって思わずひゃっという声を出してしまう。
…人生初のお姫様抱っこ。
「先生!?」
「ベッドいこ」
「…」
「もう我慢しないから。いい?」
「うん…」
私、ついに先生と先に進めそうですー…。