赤い刻印 - Secret Love -【続編】
私は先生にTシャツを手渡し、自分も乱れた服と髪を直す。

「ほらほら。早くしないと」

山口さんは先生の大学時代の先輩。
先生より1歳年上で今は同じ会社で働いている。
先生を会社に誘ってくれたのは彼だ。

渋々玄関へと向かった先生。
すぐに玄関から賑やかな声が聞こえてきた。

「彼女来てんの?紹介しろよ~」
「勘弁してくださいよ、先輩。うわ!酒臭い」

そんな会話に耳が繰り広げられている。
どうやら山口さんはベロンベロンに酔っているらしい。
しばらくすると寝室のドアが開き、先生が気まずそうに顔を覗かせた。

「一沙、ごめん。ちょっといい?」

これは長くなりそうだー…。

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