赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「そうかー!キミが噂の一沙ちゃんか」
テーブルには私が作ったおつまみが並ぶ。
たいした材料がなかったし、慌てて作ったからイマイチだけど…。
「元教え子さんだっけ。今いくつ?」
「あと3ヶ月で19歳です」
「若っ!お前捕まるなよ~」
「一応18歳は過ぎてますから」
「あー悪い悪い!」
何だかこういう先生ってあまり見たことがないから面白い。
先生がおばちゃんに頭が上がらないことは知ってるけど、2人目のそういう人を見つけてしまった。
「若くて可愛い上に料理上手!お前ほんと幸せ者だな」
「まあ…」
「一沙ちゃんのこと大事にしろよ!」
山口さんにバンバンと背中を叩かれてむせている先生。