赤い刻印 - Secret Love -【続編】
ファミレスの店内に香川の声が響き渡る。
私は慌てて彼女の口をふさいだ。
「バカ!声でかい」
「あ、ごめん」
香川は高校卒業後、東京の大学に進学した。
キャンパスが千葉寄りにあるから、たまにこうやって会いに来てくれたりする。
香川は大学入学をきっかけに長かった髪をばっさりと切った。
見違えるほど綺麗になったけど、中身は相変わらず勉強一筋の優等生だ。
でも最近は同じサークルの先輩のことが少し気になっているらしい。
「で、何でまだしてないの?」
「何でと言われても…。先生は社宅住まいだから、頻繁に泊まりに行くのはどうかと思うし」
「一沙のアパートで会ったりしないの?」
私は慌てて彼女の口をふさいだ。
「バカ!声でかい」
「あ、ごめん」
香川は高校卒業後、東京の大学に進学した。
キャンパスが千葉寄りにあるから、たまにこうやって会いに来てくれたりする。
香川は大学入学をきっかけに長かった髪をばっさりと切った。
見違えるほど綺麗になったけど、中身は相変わらず勉強一筋の優等生だ。
でも最近は同じサークルの先輩のことが少し気になっているらしい。
「で、何でまだしてないの?」
「何でと言われても…。先生は社宅住まいだから、頻繁に泊まりに行くのはどうかと思うし」
「一沙のアパートで会ったりしないの?」