赤い刻印 - Secret Love -【続編】
先生の指が私の太ももをツーッと撫でる。

「…っ」
「これじゃあ襲われても文句言えない」
「ごめんなさい。でも、文幸が私のこと好きだったのは昔の話だよ?今はもう…」
「一沙はほんと分かってないな。男って生き物を」

先生はそう言って自分のネクタイを緩めた。
見たことがない先生の表情にゾクッとする。
どうやら本気で怒らせてしまったみたいー。

 
「…いたっ」

先生は私に罰を与えるかのように、体中のあちこちに赤い印をつけていく。
キスも愛撫も、いつもとは全く別人のように荒々しい。
ソファに押し付けられた右手首がズキズキと痛む。

「先生、待って」
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