赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「さあ…。でも先生あんまりそういう欲なさそう」
「甘いっ!」

香川はそう言って私のほうにビシッと人差し指を差した。

「一沙はほんわかしすぎ。先生、どこかで発散してるかもしれないよ?」
「えっ?どこかって」
「例えば浮気とか~そういうお店とか~」
「お、お店…」

私は香川の言葉に絶句した。
先生は私のために我慢してくれているんだと自惚れていた。
元々あまり性欲が強くなさそうだし平気だと思い込んでいた。

でもやっぱりおかしよね。
同じベッドで寝てるのに何もしてこないなんて…。
私に女としての魅力がないのか、それともどこかで……。

「やだ一沙。冗談だよ!」
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