赤い刻印 - Secret Love -【続編】
自分で言ったくせに、急に照れくさくなったのか俯いてしまった先生。
そんな先生がたまらなく愛しい。
始めからこんな風に、お互い遠慮せずに本音を言い合えば良かったー。

「先生」

そう呼ぶと、俯いていた先生がゆっくりと顔を上げる。
私は右手を伸ばしてその柔らかい髪にそっと触れた。

「先生、しよ…?」


私の言葉にフリーズしている先生。
何の反応もないから急に恥ずかしくなってきた。

「や、やっぱりなし!ご飯食べよっ」

私は逃げるようにキッチンへと向かう。
だけどグイッと腕を引っ張られて後ろからきつく抱きしめられた。

「反則だろ…。そんなストレートなやつ」
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