赤い刻印 - Secret Love -【続編】
左耳に先生の吐息がかかって体がビクッと反応する。

「…ひやっ」

そのまま耳を甘噛みされて思わず声が漏れる。

「ま、待って!!」
「ん?」
「ご飯冷めちゃう。あとシャワーとか…」

シャワーという言葉が何だか生々しくて、自分で言っておきながら顔が熱くなるのが分かった。

「そうだな。やっぱり今日は泊まってって」
「…はい」




お風呂上りで少し濡れた先生の髪。
体も表情も、全部がセクシーすぎて頭がクラクラする。

「一沙」

名前を呼ばれるだけで胸の奥がギュッとなる。
そして、先生に触れられた場所がどうしようもなく熱い。

「せんせ…、あんま見ないで」
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