赤い刻印 - Secret Love -【続編】
「あらあら。夏終わったのに熱いわねー」
「…っ」
「…そうね。きっと矢沢さんには誰も敵わないわ」
「美雪先生…?」

先生を好きな気持ちが私の"強さ"になっていく。
前よりも、もっと強い気持ちで先生のことが好き。
きっとこの先どんなことがあってもー…。


***


「一沙ちゃん、今日はわざわざありがとうね」
「あ、寝てていいよ!」

病院のベッドから起き上がろうとしたおばあちゃんを慌てて止めた。
心配だったけど、顔色もいいし普段と何も変わらない姿に少しホッとする。

「ジュース買ってくるわ」

先生が病室を出て行ったのを確認しておばあちゃんが口を開いた。

「2人はいつ結婚するのかね?」
「えっ!?」
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